天気が毎日毎日異なるように、人生もまた一日一日が変わっていく。
よく季節は人生に例えられるけれども、天気もまた然りだ。
いい日もあれば、悪い日もある。けれどいい日ばかり続いていては、それもまた歪みを生じることになるから、悪い日もあるからいい日がまだ一段とよく感じる。
天気は悪い日もあるけれど、それは私達にとってその日の都合次第で悪いということである。もちろん台風がきたり竜巻がおきたりということは、ないにこしたことはない。
でも晴れの日があって雨の日があって、曇りの日があって毎日違う様相を見せるからこそ、日々が美しく感じる。
きっと人の人生も同じようだ。いいことばかりの人生ではない。山があって谷があって。おそらくいいときよりも悪いことのほうが多いような気がする。
でも悪いときを乗り越えて、苦労をして、辛いときがあるからこそ、幸せな日々を大事に思い、その一瞬を大切に生きたいと思うのかもしれない。
うまくいっているときこそ、感謝の心を忘れないでいたい。当たり前のことが、当たり前じゃないことに気がつくこと。それが有り難い=ありがたいの意味ではないかと思う。
天気も晴れの日が当たり前のときがある。これが雨ばかり続いて太陽の光が見えなくなれば、その存在の大きさに気づくであろう。
現代ではそんなことはないかもしれないけれど、神話の世界では、太陽の神様が隠れてしまい、昼も夜の世界になって人々が慌ててその姿を見せるよう懇願する話は、世界中にある。
太陽が神とあがめ奉られている国がたくさんあるように、その存在はありがたい以外の何者でもない。太陽がなければ食物も育たないし、人間を含めた生物も生きてはいけない。
いつもそこにあるから、気づかないけれど、その存在についてふと考えた瞬間。なんだかすごいことに気づかされたような気になる。
天気の善し悪しは、お天道様の具合を見ているようなものだけれど、案外と奥が深いのかもしれない。